幻の対談 第二弾『遠出』
幻の対談 第二弾『遠出』
12月の新作舞台『幻のセールスマン』にむけて、
三回に渡って作品の核を担う原石を照らし出す特別企画、幻の対談。
本公演にあたり地下空港では、オーディションなども通じて
主演女優役を募集し、新たな出会いを探してきました。
第二回目の対談は、その結果見事ヒロイン役に選ばれた女優・青山友里恵。
地下空港初参加となる彼女に、その世界観や役どころについて、
そして、12月の本番に辿り着くまでの長い「遠出」について、
役者/横山・今村がインタビューしました!
(聞き手:横山大地、今村洋一)
<幻 の 対 談 第 一 回 『 対 決 』 > はこちらから
<幻 の 対 談 第 三 回 『 自 画 像 』 > はこちらから
ー孤独な部分は、誰にでもある。
大 そろそろ稽古が始まって一ヶ月くらい経つけど、地下空港には慣れてきましたか?
青 うん、だいぶ。最初は本っ当に毎回緊張しました。笑 地下空港は今まで体験したことのないような世界観を持っていて、
そんな未知の場所で作品を作ることは自分にとって大きなチャレンジですね。そしてみんなが優しい!笑
今 良かった!笑 今回はまた、すごく難しい役だと思うけど、どうですか?自分自身と近いとか、遠いとか。
青 最初に靖朗さん(主宰/伊藤靖朗)と役柄について話したときに、「この役は、深い孤独を抱えて、それを表現出来る人
にしか出来ない」っていうことを伺っていて、確かに難しい役なんだけど、自分にも通じる部分がいくつかあるんじゃないか、
なら出来るかもしれないと思って参加させて頂くことにしました。
今 ほうほう。例えばどんなところかな?
青 深さは比べられるもんじゃないけど孤独な部分は誰にでもあるものだと思うし、この女の子は、自分にとって不本意な場所
に追いやられて身動きが取れずにいる。どうにかしたいけど自分ではどうにもならずにそこから出られない。私も以前、
すごく同じようなことを感じてたなって。
大 確か、ナレーションとか声の仕事をしているんですよね?
青 そう。桐朋短大というところで演技全般の勉強をしていて、その後はずっと声優関係の活動をしてました。でもなかなか
自分の思うように道が開けなかったりもして・・・今回演じさせて頂く役も、願望と現実との葛藤の中で、どこにも
行けなくなってしまった閉塞感と孤独を抱えているように思います。
大 へぇ、じゃあ共感出来る部分があるんですね。では逆に、役と自分とが違うなっていう所ってありますか?
青 機転が利くところと常に外に向かって叫んでるところ。私は常に内側でグルグル考えちゃうから。でも、肝心な時に勘で
決めて動いたりするところは、自分も同じだなって思いますね。この舞台に出演する決心も、すごく直感的なものだったり
して。そしてこの女の子は、直感的でかつ、最後は孤独に負けないしぶとさを持っていると思うんですが、自分にも、すごく
負けず嫌いな部分があるので、役の持つ輝きに負けないように表現していきたいです。
ーどこか自分も、変わりたかったんだと思います。
大 なるほど!では、そんな青山さんにとって今回この役を演じる意義ってなんですか?
青 人ってその役を担い、演じていくことで、その人自身も変わっていくというところがあるんじゃないかと思っていて。
私は今後も声の仕事をメインでやっていきたいというのは変わらないんですが、さっき話したみたいに、自分の進む方向
が分からなくなってきていた。そんな時にこの舞台に参加するチャンスが来て、やってみようと思ったのは、どこか自分も、
変わりたかったんだと思います。
今 声優とか声の仕事と、舞台で演じることって違うものですか?
青 うん、根本では同じかもしれないけど、声の仕事は声だけに自分の全てを託すという作業で、舞台は全身を使ってその役柄
を担わなくちゃいけないから、やっぱり違うように感じます。ごちゃごちゃ考えるのが面倒くさくなって、閉塞感から抜け出す
ためにちょっと旅にでも出ようかと考えた矢先に出演の話をいただいたから、私にとってこの舞台は、大事な「旅」であり、
長い「遠出」なのかもしれませんね。
今 舞台が一つの旅だっていう感覚、すごく分かりますね。
大 うんうん。そして「遠出」は、今回の芝居のキーワードですよね。笑
青 そうだね。笑 だから自分だけでなく、観ている人もそういう「旅」にいざなえるような舞台にしたいですよね。
大 そうですね!では最後に、自分としての今回の見所はどこですか?
青 この役は、必ずお客さんの中に似ていると感じてくれる人がいると思う。その人たちが、「観て良かった」と思って帰れる
ように、きちんとこの役を担っていきたいです。そして地下空港のエネルギーを存分に感じて欲しいです!
大・今 頑張っていきましょう!!
主演女優として、見事ヒロイン役に抜擢された青山友里恵。
その役を抱え、12月に向けて長い「遠出」をする彼女が
本番、シアターグリーンの舞台上でどのように華開くのか。
皆様、是非ともご注目下さい!!
12月の新作舞台『幻のセールスマン』にむけて、
三回に渡って作品の核を担う原石を照らし出す特別企画、幻の対談。
本公演にあたり地下空港では、オーディションなども通じて
主演女優役を募集し、新たな出会いを探してきました。
第二回目の対談は、その結果見事ヒロイン役に選ばれた女優・青山友里恵。
地下空港初参加となる彼女に、その世界観や役どころについて、
そして、12月の本番に辿り着くまでの長い「遠出」について、
役者/横山・今村がインタビューしました!
(聞き手:横山大地、今村洋一)
<幻 の 対 談 第 一 回 『 対 決 』 > はこちらから
<幻 の 対 談 第 三 回 『 自 画 像 』 > はこちらから
ー孤独な部分は、誰にでもある。
大 そろそろ稽古が始まって一ヶ月くらい経つけど、地下空港には慣れてきましたか?
青 うん、だいぶ。最初は本っ当に毎回緊張しました。笑 地下空港は今まで体験したことのないような世界観を持っていて、
そんな未知の場所で作品を作ることは自分にとって大きなチャレンジですね。そしてみんなが優しい!笑
今 良かった!笑 今回はまた、すごく難しい役だと思うけど、どうですか?自分自身と近いとか、遠いとか。
青 最初に靖朗さん(主宰/伊藤靖朗)と役柄について話したときに、「この役は、深い孤独を抱えて、それを表現出来る人
にしか出来ない」っていうことを伺っていて、確かに難しい役なんだけど、自分にも通じる部分がいくつかあるんじゃないか、
なら出来るかもしれないと思って参加させて頂くことにしました。
今 ほうほう。例えばどんなところかな?
青 深さは比べられるもんじゃないけど孤独な部分は誰にでもあるものだと思うし、この女の子は、自分にとって不本意な場所
に追いやられて身動きが取れずにいる。どうにかしたいけど自分ではどうにもならずにそこから出られない。私も以前、
すごく同じようなことを感じてたなって。
大 確か、ナレーションとか声の仕事をしているんですよね?
青 そう。桐朋短大というところで演技全般の勉強をしていて、その後はずっと声優関係の活動をしてました。でもなかなか
自分の思うように道が開けなかったりもして・・・今回演じさせて頂く役も、願望と現実との葛藤の中で、どこにも
行けなくなってしまった閉塞感と孤独を抱えているように思います。
大 へぇ、じゃあ共感出来る部分があるんですね。では逆に、役と自分とが違うなっていう所ってありますか?
青 機転が利くところと常に外に向かって叫んでるところ。私は常に内側でグルグル考えちゃうから。でも、肝心な時に勘で
決めて動いたりするところは、自分も同じだなって思いますね。この舞台に出演する決心も、すごく直感的なものだったり
して。そしてこの女の子は、直感的でかつ、最後は孤独に負けないしぶとさを持っていると思うんですが、自分にも、すごく
負けず嫌いな部分があるので、役の持つ輝きに負けないように表現していきたいです。
ーどこか自分も、変わりたかったんだと思います。
大 なるほど!では、そんな青山さんにとって今回この役を演じる意義ってなんですか?
青 人ってその役を担い、演じていくことで、その人自身も変わっていくというところがあるんじゃないかと思っていて。
私は今後も声の仕事をメインでやっていきたいというのは変わらないんですが、さっき話したみたいに、自分の進む方向
が分からなくなってきていた。そんな時にこの舞台に参加するチャンスが来て、やってみようと思ったのは、どこか自分も、
変わりたかったんだと思います。
今 声優とか声の仕事と、舞台で演じることって違うものですか?
青 うん、根本では同じかもしれないけど、声の仕事は声だけに自分の全てを託すという作業で、舞台は全身を使ってその役柄
を担わなくちゃいけないから、やっぱり違うように感じます。ごちゃごちゃ考えるのが面倒くさくなって、閉塞感から抜け出す
ためにちょっと旅にでも出ようかと考えた矢先に出演の話をいただいたから、私にとってこの舞台は、大事な「旅」であり、
長い「遠出」なのかもしれませんね。
今 舞台が一つの旅だっていう感覚、すごく分かりますね。
大 うんうん。そして「遠出」は、今回の芝居のキーワードですよね。笑
青 そうだね。笑 だから自分だけでなく、観ている人もそういう「旅」にいざなえるような舞台にしたいですよね。
大 そうですね!では最後に、自分としての今回の見所はどこですか?
青 この役は、必ずお客さんの中に似ていると感じてくれる人がいると思う。その人たちが、「観て良かった」と思って帰れる
ように、きちんとこの役を担っていきたいです。そして地下空港のエネルギーを存分に感じて欲しいです!
大・今 頑張っていきましょう!!
主演女優として、見事ヒロイン役に抜擢された青山友里恵。
その役を抱え、12月に向けて長い「遠出」をする彼女が
本番、シアターグリーンの舞台上でどのように華開くのか。
皆様、是非ともご注目下さい!!