凪の一日

舞台芸術集団地下空港・真珠舎

第一回短編作品

『凪の一日』

（A DAY WITH THE CALM SEA）

喪失を抱えたとある男女に訪れる、不思議な少年との一日。

千葉県銚子の美しい海を背景にした、波濤のように煌めく、出会いの寓話。

＜物語＞

悲しみを抱えた男女は前に進めず苦しむ。ある夜、海の方角の空が明るく輝くのを女は発見し、男女は浜辺へと探索に向かう。すると砂浜に流れ着いていたのは、一人の不思議な少年であった。男女は少年を自宅で保護し名を聞くが、少年は「名前は、まだないんです…」と呟く。謎の少年と、男女の、謎と喜びに満ちた一日が始まるのであった…。

＜作品について＞

舞台芸術集団地下空港が新たにスタートさせるシネマプロダクション・真珠舎。その第一弾となる短編映像作品『凪の一日』。銚子市犬吠埼付近を舞台に「喪失」と「餞」をテーマにした物語を描き出します。

主演の少年役には映画『告白』などにも出演し、舞台芸術集団地下空港の舞台『ポセイドンの牙』（紀伊國屋ホール）にて主演・須永宇宙期役を務めた若手俳優・藤原薫さんをお迎えします。そして地下空港に所属の個性派俳優二人、田代絵麻と野田孝之輔が初の夫婦役を演じます。

そして脚本・監督は、近年、脚本協力（台本執筆）の『攻殻機動隊 VIRTUAL REALITY SIGN』がヴェネチア国際映画祭のBEST OF VRに選出、またNHKの土曜時代ドラマ『大富豪同心』シリーズやBS時代劇『明治開化新十郎探偵帖』の脚本を務めるなど、映像分野に活動を広げつつある地下空港の主宰・伊藤靖朗です。

＜本編無料公開中＞